2026年7月1日水曜日

夜は歯が痛みやすい?!朝に痛みが引いても油断禁物!

こんにちは。院長の大村です。

7月になると、七夕の笹飾りを目にする機会が増えてきます。

 

 

 

七夕の夜に探したくなるのが、織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)ですが、星は昼間にはほとんど見えません。しかし、明るい時間でも見えないだけで、夜になって空が暗くなるとその存在がはっきりしてきます。

 

実は、歯の痛みも同じように、昼間は気づかなくても、夜になると強く感じることがあります。

 

 

 

 

夜、歯の痛みが強くなるのはナゼ?

「昼間は平気だったのに、寝ようとしたら急に歯がうずきだした…」そんな経験はありませんか。実はこの現象、歯科ではよく知られたもので、歯の神経の炎症による痛みは夕方から深夜にかけて強くなりやすいことが知られています。

 

 

 

その理由として、近年の研究では私たちの体に備わっている「体内リズム(サーカディアンリズム)」が大きく関わっていることがわかっています。

 

血圧や神経の働き、体内で作られる痛みを抑える物質の量などは、1日の中で常に変化しています。夜はこれらの「痛みのブレーキ役」が弱まるため、同じ炎症でも日中よりも痛みを強く感じやすくなるのです。

 

 

 

 

「ズキンズキン」と脈打つ痛みは、歯の神経からのSOS

夜間の痛みの中でも特に気をつけたいのが、心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと脈打つような痛み。これは「拍動痛(はくどうつう)」と呼ばれ、歯やその周囲に強い炎症が起きているときに現れやすくなります。

 

そうした夜に起こる拍動痛の原因の多くは、歯の神経の炎症によるものです。歯の神経は硬い歯の中に閉じ込められています。そのため、炎症で腫れると内部の圧力が高まり、さらに神経が刺激されて眠れないほどの激痛を引き起こします。

 

 

 

この炎症は自然に治ることはなく、放置すると神経そのものが死んでしまい、あれほど激しかった痛みがウソのように引いていくことがあります。

しかし、一見治ったように思えるこの沈黙こそ、危険なサイン。炎症は歯の根の先へと進み、やがてそこに膿が溜まるという深刻な事態を引き起こしていきます。

 

 

 

 

我慢は禁物!夜間の痛みを感じたら早めに歯科医院へ

このように、夜間に襲ってくる激しい歯の痛みの多くは炎症によるものです。これを放置すると、歯を失うばかりかあごにまで炎症が広がって、命にも関わる重篤な状態を引き起こすこともあります。

市販の痛み止めを飲んで多少は痛みが抑えられたとしても、痛みの根本の原因である炎症の火種が消えたわけではありません。また、朝になって痛みが引くと「治ったかも?」と油断してしまいがちですが、それは一時的な体内リズムの変化によるものに過ぎません。

 

 

 

放っておいてもむし歯が自然に治ることはありません。手遅れになって大切な歯を抜くことになる前に、異変を感じたらできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

 

 

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大村歯科医院
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