こんにちは。院長の大村です。8月になると、夏祭りの屋台から漂う焼きとうもろこしの香ばしい匂いに、つい足を止めたくなることがあります。熱々の粒を少しずつかじると、焦げたしょうゆの香りと、とうもろこしの甘みがじんわり広がります。

このように、食べものはよく噛んで味わうことでしっかりおいしさを感じられるようになりますが、実は「よく噛むこと」は、それだけでなく身体にとってさまざまな「うれしい働き」につながります。
●「よく噛む」ことは健康的!
「よく噛む」ことは、特別な道具もお金もいらず、毎日の食事からすぐに始められる手軽な健康習慣です。というのも、私たちが普段何気なく繰り返している「噛む」動作には、実に多くの健康効果が隠されているからです。

代表的なのは、消化を助ける働きです。よく噛んで食べものを細かくすることで消化がスムーズになり、胃や腸への負担を大きく減らすことができます。
また、噛む回数が増えることで「だ液」がしっかりと分泌される点も見逃せません。
だ液には、お口の中の汚れや細菌を洗い流す「自浄作用」があるため、毎日の歯みがきとあわせてむし歯や歯周病、口臭の予防に大きく役立ちます。
●よく噛むことはダイエットにもなる!
よく噛むことは、食べ過ぎ防止にも効果的です。ゆっくりと噛んで食べることで脳の満腹中枢が刺激され、少量でも満足感が得られます。自然と食べる量が整うため、ダイエットや体型維持を目指す方にもおすすめの習慣です。

さらに、よく噛めば噛むほど食材本来の味わいが引き出されるので、いつもの食事がぐっとおいしく、豊かなものに感じられます。
●「記憶力アップ」「気分リフレッシュ」の効果も
よく噛むことのメリットは、お口や身体の健康だけに留まりません。噛む刺激は直接脳へと伝わり、血流を促進します。その結果、記憶力や判断力といった脳の働きが活発になることがわかっています。
また、一定のリズムで「噛む」という動作には、気分を切り替えたり、リラックスを促したりする効果もあると言われています。毎日の食事の時間が、心身のバランスを優しく整える大切なひとときにもなるのです。

このようによく噛んで食事をすることには
・胃や腸の負担軽減
・むし歯や歯周病、口臭予防の効果
・ダイエット効果
・記憶力アップ
・リラックス効果
など、さまざまなメリットがあります。
これらはすべて「しっかり噛める健康なお口」があってこそ得られるものです。しかし、噛む力は自分でも気づかないうちに少しずつ衰えてしまうことがあります。
そうならないよう、日頃からよく噛んで食事をすることがとても大切。具体的には一口食べるごとに30回噛む事を意識しましょう。早食いになりがちな方は、まずは「いつもより5~10回多く噛むこと」を意識することから始めてみてください。
しっかりと噛んで食べることで、いつまでもおいしく食事が楽しめる健康な歯を一緒に守っていきましょう。
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